祝島・えべすや@祝島の情報

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2008年07月18日

福祉部会

久しぶりの福祉部会。
今日もまた欠席になりかけたのを無理やりでてくる。
最初は私の報告書についての意見交換。
その後、Uさんのけま喜楽苑の見学会の報告と意見交換。
Uさん曰くオープン2年めくらいに行ったときから変わらない印象だという。
それだけ建物がきちんと維持されているということだ。
見学会の後の意見交換は出席者のそれぞれの視点で見ているので自分が気付かなかったことや勘違いも是正され有意義。
最後にK田さんが今日出席したという「応用福祉工学シンポジウム」の報告。
一日がかりのセミナーだそうでぼうだいな資料をかいつまんで説明してもらう。
福祉に関するさまざまな研究を工学的な立場からおこなっているようですごくマニアックで面白いけどほとんど難しくて理解不能。でも工学部出身のK田さんは結構楽しそうに話していた。
K田さんらしい視点。
変な名前の「かいかんベット」だけは寝たきりの人の世話をするのに便利で即使いたいようなものだった。(しかしおまるってなんとかならないかしら)
こういう地味だけど実質的な介護の手助けになるものを考えくださる人がいるのはありがたい。

事務所に戻って仕事しなくちゃいけないので帰ろうとしたけど
結局いつもの「やしき」で1杯。
1時間ほどいて事務所に戻り、残りの仕事。
終わるとすでに日が変わっていた。
しかし、作業は全然終わっていない。

2008年07月12日

はたごや

以前仕事をさせていただいたクライアントとの飲み会。
設計中も工事中もいろいろ苦しいことや楽しいことがたくさんあって
現場の人達も含めた交流が長いこと続いていたのだけど
諸事情があって 飲み会は随分久しぶり。
時間も忘れ最終電車で大阪まで帰ると、すでに家に帰る電車はなくなっていた。

駅裏の商業ビルの1階にある「はたごや」
(この駅にこんな商業ビルができていたとはまったく知らなかった。)
建築中の思い出話から福祉の話、政治の話まで多岐に渡る。
(やっぱりここでは書けないことが大部分。)
今日の一番の驚きはクライアントのお兄さんが東大法学部時代、厚生労働大臣のMさんと同級生で仲良しなので福祉についてそれだけの意見があるのなら今から電話してみましょうかと言われたこと。

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2008年06月29日

祝島の福祉について考える~その1

柴田書店から毎月発行されている『cafe_sweets』
ついつい毎号買ってしまう。

建築なんかやめてこんなことしたいなあという願望。

前々からブログに書きたかった祝島の福祉。
これから少しづつ考えてみよう。
高齢化がすすむ地域の抱える問題はどこも同じ。
遠く離れて暮らす家族にとって年老いた親の心配は誰でも同じでしょう。
しかし、住み慣れた島での生活を捨てられるわけもなく、
また都会で一緒に暮らせる場所もないという問題もあって
祝島人特有の我慢強さに甘え、問題解決されないまま時間だけがすぎていく。
なんとか今のまま、他人に迷惑をかけず楽しい老後をすごせることを考えてみる。
施設の設計をしている自分がこんなことを書くのははばかられるけど
島で生きてきた人間にとって自然や社会とのかかわりをたたれてしまう施設や病院になんかはいろうものならそのまま弱っていくだけ。
どんな立派な施設にもこれだけはない。
(外部との関わりを持とうと施設側が努力をしてもなかなか受け入れてはもらえない)
しかし、帰省するたび知っている人が施設に入ったり病院に入ったりで寂しい思いをすることが多い。
家族があって、そういう対策でも考えられる人はいいけど、ほんとに一人の人はどうしているのだろう。
島の友達に聞いたら近所で面倒みてるんよと言われるけど、都会と違い、特に田舎では不便も多いでしょうに。
(今度島のみんなに聞いてみたい。何が不自由か。どうしたら楽になるか。ひとりでできるか。)
私の家のように若い(くもないが)家族がいても手をやくのに、お年寄り夫婦だけの家族や一人暮らしの人はどうやって毎日を過ごしているのか不思議でしかたがない。

実家の店には買い物に来れない人から配達の依頼があったり、起伏の多い島の道で重い荷物をもつのが困難な人には後で届けてあげたりしているけど、依頼すらもできない人もいるのではないかしら。
島の家は外だけでなく、家の中も段差だらけで、お風呂も在来の寒いお風呂がほとんど。
台所も土間のまま使っている人も多い。
食事を作るのも、お風呂に入るのも大変だろう。
みなさんどうしているのでしょうか??

歳をとってなかなか外に出れない人もいる反面
元気な御年寄りも多いのが祝島の特徴。
漁にでたり山に行っている人は私よりずっと元気だ。
「忘れられた日本人」的なことが大切なのかもしれない。
(これで充分と満足する気持ちをもたなきゃ。)

では具体的にどうしたらよいか。
少しづつ考えていくことにしよう。

考えていたことのひとつはこれ・・

お昼になると店の前にはこんな風に人が集まってきます。
店で買い物をするというよりここに集まる人同士話をするのが楽しみのようです。
一人暮らしの多い島では家の中では話をする相手がいないので
仕事をしてない人は少々引きこもり気味になります。
そうすると自然、物忘れがひどくなったりしてうつ状態になってしまいます。
なのでこうして毎日でかけるところがあればいいと思うのです。
デイサービスとかそんなかたくるしいものじゃなくて
誰が世話をするわけでもなくお天気の日にはここに座っているだけでもいいと思います。
(デイサービスでは何かをさせられるという感があるので自然体でいられる工夫が必要)
困ったことがあれば手を貸せる人が助け、逆にできることはやってもらうというような情報交換をここでやってください。


せっかくなのでここでお茶もできるような施設があったらと考えています。
コーヒー好きの私としては店の前で寄り合いcafeをやりたいのですけど。
海側のCB塀をとれば(なんでおとうは生垣をこんな塀にしたのか)盆山の特等席だし、
島に帰省する人たちの交流の場となればなおよい。
島の美味しい食材を使ったお昼ご飯も提供できます。
意外に島の人はパン好きなのでkinちゃんにパン種を冷凍して送ってもらい天然酵母のパンも提供できます。

こんなのとか(今設計中のプロジェクトの一環で蔵を改修したカフェ&ギャラリー)

島の自然を満喫できるようこんなオープンなcafeとか、いといろ考えているけど
なんせ肝心の資金がない。

まあ、これで充分かもしれないけどね。

できれば食事と入浴サービスをできるだけの設備があれば文句なし。
仕事で知り合った福祉のプロ達がアドバイスはくださるでしょうし。
(事業をしてくれたらなおよいのだけどなあ、Tさんいかがでしょうか)

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2008年06月21日

初心に帰る日

午後からは福祉部会の見学会でユニットケアの先進「けま喜楽苑」へ。
初めてのユニットケアを設計するにあたりこちらの市川理事長が書かれた本を参考にさせていただいたこともあり、とても楽しみにしていた施設見学。

カメラを持っていったのに充電池を忘れて携帯の写真しかない。
<しかも私の携帯はかなり古いので画像がめちゃくちゃ小さい>
しかしまあ、この施設は写真で見るより空間を体験したほうが理解しやすいのでよしとしよう。

これみよがしのエントランスやロビーもなく、適度なセミパブリックスペースがいたるところに配置されている。施設に必ずある手摺もない。目からうろこの施設ではあるけど、これをどこにでも参考にできるわけではない。

何より驚くのは匂いがないことと、清潔で整理整頓されていること。
竣工当時はきれいな建物も7年もたつと汚れたり、匂いがこもっていたりするのだけど この施設にはそれがない。
職員には口うるさく指示すると言われていたけど、この清潔感がこの施設の質を保っているのだと思う。


ここが一番人気のスポットだという。介護職員室への渡り廊下。

居室の扉や居室内のトイレ、洗面と特に細部は参考になる箇所が随所にある。
細かい納まりの工夫がされており、
介護する人と建築家の意見交換が密に行われた証拠だろう。

『ユニットケアの食事・排泄ケア』人権を守る介護ハンドブック
かもがわ出版
特養がユニットケアに移行する当時、ソフトの部分で具体的にさし示すものがなかった。
制度化される前に「収容施設はもう作らない、地域のケア付住宅」を目指し
人権を尊重した介護を提唱し、実践した喜楽苑。
この本は私にとってユニットケアのバイブルだったのだけど、現実は厳しい。
思いはあってもなかなかこうはできないのが実情。

今はやりの(適合)高齢者賃貸住宅についてどう思うかという質疑に
市川さんは「だれがケアをするかが問題。素人がやってきちんとした介護ができるはずがない。問題がおきるのは目にみえている。私自身は特養を住宅化して最後までお世話するのが一番よいと思う」と答えられたのが印象的。

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2008年05月17日

神戸 少年の町  その1

午後から従妹のだんなさんが修行中の「神戸少年の町」

以前から叔母さんにすばらしい施設なので是非一度行ってみなさいと言われていたのだがなかなか日がなくて3年目にしてやっと念願がかなう。
今日なら施設長が案内していただけるということで急遽決定。

「神戸少年の町」は、0~18歳の男女90名が暮らす乳児院・児童養護施設、さらに子ども家庭支援センターを持つ総合的な児童福祉施設。
「悪い子どもなんていないんだ」という理念のもと、子どもたちが安心して暮らせる家をフラナガン神父がアメリカに作った「少年の町」
終戦後すぐ、佐々木神父により神戸の塩屋に『神戸少年の町』がスタート。

おばさんが話していた通りまず環境がすばらしい。
(ただし車で行くにはすごく大変。この周辺の工事車両もどうやって入ったのかしらと思うくらい狭くて急勾配の坂道が多いところ。)
6500㎡の敷地に建物が建っていて、すぐそこに山があり遠くには海が見える。
こんな環境、大阪市内では考えられない。
敷地内では畑も作っておられ、ちょうど収穫中の先生が“神戸絹さや”なるものを見せてくださった。
これが今夜の食卓にのぼるらしい。
その厨房横の大食堂ホールはここの理事でもあった故石井修氏が設計されたそうだ。
施設長は「あの人はねえ、お金のことを考えないで困る。お金のないクライアントに向かって平然といい建物を作るには坪100万かかるという。こだわりが強い分、不便を感じても改修させてくれなのでこっそりヒノキの張った風呂場をユニットバスにしたりする。」と<うれしそうに>苦笑していた。
石井ファンの私にはその空間はとても魅力的なのだけど、そこで生活するには安藤さん同様クライアントにも覚悟が必要なのだ。
(昔、建築家はそんなわがままな存在だったのだけど、今じゃクライアントのこま使いかと思われるような有様で設計の世界も随分変わった。それほど威厳がなくなったんでしょうね。)
それにしてもここで石井さんの話が伺えるとはとは思わなかった。<嬉しい>

と話が本題からそれてしまったけど
敷地内にはこの厨房棟の他、子供達が暮らすユニットと乳児院、職員住宅、地域交流センター、園内保育園(従妹の子供達もここでお世話になっているらしい)まで整備されている。
以前仕事で大阪の養護施設の調査をしたときにも言っておられたけど最近の傾向として虐待で保護される子供が多い。

改修した建物と新たに建てられた建物を案内していただきながら
施設長から施設運営、養護施設の問題点や子育てのこと、社会的な関わり方などお聞きする。
話題は多岐に渡り、園内も広いので あっという間に4時間近くが経過。

続く

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2008年04月24日

福祉部会例会

先月例会と見学会をダブルで欠席したので久しぶりの部会。
今日の議題は先月の見学会の報告と私の特養宿泊報告。
見れなかった見学会はうちの事務所でも最近問い合わせの多い小規模多機能施設。
以前見学した「ほっこり」もそうだったんだけどこちらも町屋を改修した建物で建築基準法にはどうも合致していないと思われる。
特にここは2階にショートがあるのにEVがない。

見学会の報告は報告書を書いてくれたN川さんの説明でとくにわかりやすい。
見学会では施設長が案内してくださり運営面のことも話をしてくれたとのことでとても参考になった。
やはり小規模多機能の運営はかなりむつかしそうだ。
なんてったって特養では夜勤 20人を一人の職員がみているけど(これもハード)、ここでは5~6人を一人の職員でみるのだから介護としてはよいけど経営的には無理があるよね。
町屋という性格上 建築的にもいろいろ介護する施設としては不都合があるようだ。
特に段差は設計者は「積極的な段差」ということでリハビリに使うということだったようだが施設長は利用者にはとても高いハードルだと言っていたそう。
個人的には私も家庭で介護できない部分を補うのが施設であり、住宅と施設は器としても違って当然だと思う。
雰囲気と機能の二者選択をする場合は絶対機能優先と、特に特養に宿泊して介護職員の苦労を見てからは強く感じるようになった。

次は私の報告
最初に「これから部会ではコピー代をとる。」と言われたばかりなのに私の書いた報告書は20枚もあった。(顰蹙)
相変わらずなんだかとりとめもない話方。<毎回反省>
それでもこの会の方はみなさんやさしいので辛抱強く聞いてくださる。ありがたい人達。
今日は出席者が少なかったので次回もみなさんの意見をお聞きすることになった。
怖いけど楽しみ。


帰りは恒例となった「やしき」で飲み。
生ビール、焼酎にいつものゴーヤとハムの玉子とじ、豆腐サラダ、お刺身の盛り合わせ、しあげそば。
ついに自分の歳を言ってその年齢に驚いてくださった皆様ありがとうございます。
<喜んでいいの?>

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2008年02月28日

高齢者の新しい住まい方 ~早めの引越し~

夜は福祉部会定例。
今日はOさんの「高齢者の新しい住まい方 ~早めの引越し~」
◇ 
 高齢期に住み替えを考える局面は3つある。
第1は子育て終了や定年退職など老後の人生を充実させるため。
第2は老後の安心のための早めの引越し。
第3は介護が必要になってからの住み替え。
この局面に対しては今までほとんど「施設」がはたしてきたが、
介護をうけながらも人らしく生活できる場を提供するための見直しが必要である。
第2、第3の住み替えの局面に対応するため、
施設ではない高齢者住宅の整備が必要。
 歳をとっても元気なうちは元気な人同士、できるだけ自立した生活がしたいと願う人は多い。
 介護が必要になっても安心して暮らせる機能がそろっている、
そういう条件を満たす高齢者住宅がこれからは求められる。

明治大学の園田教授は「都市の中でお年寄りを一人にしてはいけない。」と言っているが
東京大学の上野氏は人間結局死ぬときは一人なのだから「おひとり様の老後」を勧める。
会の人に私は上野さんの本を勧められた。

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2008年02月02日

高齢者住宅の種類と選び方

午後から高齢者住宅情報センター主催のユーザー向け講習会に参加。

2008年01月25日

オレンジリング


「認知症サポーター養成講座」で講習を受けた人にもらえるオレンジリング。
去年11月の福祉部会の例会で開いた講座に参加していただいたものですが、すでに内容を忘れてしまってるみたい・・・これも認知症の始まりでしょうか。

2007年12月14日

気合をいれなああかんのは

こちら

夜勤中の中庭に面する吹き抜け

この夜景を眺めながら寝袋で寝る。
建築馬鹿ばかりだと思っていたけど福祉馬鹿も負けてはおりませぬ。
もう頭が下がるのみ。なんちゅう人達やこの人達。
報告は続く・・・・

2007年11月22日

認知症サポーター養成講座

JIA福祉部会の例会。
今回は「認知症サポーター養成講座」。
広く認知症を理解してもらうために設けられた制度で
“認知症を学び地域で支えよう”ということらしい。
サポーターとなるにはこの講習を受けてオレンジリングをもらえばok。
ただ今のところそこから先の取り組みはない。
講師は介護支援専門員のYさんと認知症介護指導者のIさん。
お二人とも実に真摯に介護というものに取り組んでおられる。
講習会の後の質疑応答、その後の飲み会でも議論白熱。
とても有意義で楽しい会だった。
建築家だけでなく他の専門家との交流、意見交換が大事だということを再認識。
こうしてお酒が少し入ったほうがざっくばらんで本音で議論できてさらにいい。

“原因追求”
バリアフリーがほんとによい?
靴を脱ぐ習慣、どこで靴を脱ぐ?
人によって違う
住宅のスケール感
広い空間は不安になる
入居者の立場になれば死角もほしい
与えられた空間で行動する
環境は人によっても違うし、時代によっても変化するのであるもので工夫する<すばらしいご意見>

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2007年10月27日

老健見学会

京都にある介護老人福祉施設の見学会

建設から11年経過した施設の見学。
最初に事務長・理事長からお話を伺いし、見学開始。
話がはずみ見学を始める頃にはすでに1時間経過。
(おふたりの施設に対する熱意を感じる。)
建物は介護保険が導入される直前に建てられているので
その後の対応にかなり苦慮されているそうだ。
以前あった在宅介護支援センターの変わりに
地域包括支援センターを委託され、その施設整備も最近されたとのこと。
このように法改正があるたびに施設側は翻弄されて大変だ。
デイケアについてもユニット単位(20人×3㎡)になって
部屋を各ユニットで仕切ることになったり、職員配置もきつくなったそうだ。
介護保険が導入される前は医療保険でまかなっていた老健では
3ヶ月、6ヶ月で医療点数が下がるのでいったん退去というところがほとんどだったが
介護保険になってからは何ヶ月いようと変わらない。
そうなると特養とどう違うという疑問もわく。
誰かがその質問をすると施設の人は特養は終の棲家だが
この施設はいずれ自宅に帰る人を対象にしているので入居のときに
家に帰る意思があるか確認し、あると確認した上で入居してもらう。
しかし、一旦家をでたらまた家族が受け入れるのはなかなか難しい。
できるだけ短期間でも自宅に帰る習慣をつけているとのお話だった。
ここでも行政が勧める在宅介護とのギャップがなかなか埋まらない。

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2007年10月25日

JIA 福祉部会


出席者が少ないので遅れてもいいのでとk田さんから言われ出席。
先月欠席したので久しぶり。
今日は40年ほど前に建設された特養の改修について。
Sさんからいろいろ話を伺う。
ちょうど老人福祉法が出来た頃で一人当たりの面積が今の基準の3分の1程度。
地下1階地上2階建、鉄骨ALCの建物だ。
風致地区内でもあり、面積いっぱいで増築はできない。
これを現行法にかない、ユニットケア対応の施設に改修していこうというもの。
中でちょっとした議論になったのが
耐震についてどこまでふみこむかということと、
施設側の考えと建築家の考えをどうすりあわせていくかということ。

特に最近よく言われる抽象的な表現“家庭的な雰囲気”については以前から疑問だらけだった。
みんなにとって“家庭的”ってどういう雰囲気?
家族や家庭が千差万別にあるのと同じように家の中はみな共通ではないでしょう。
それに今の住宅設計では畳の部屋もせいぜい1箇所あればよいほうで
欧米風(今や死語)に機能的なもので囲まれた生活を送っている。
それがなんで家庭的というといきなりベタベタの和風になるのか理解に苦しむ。

2007年10月04日

夕方から福祉施設に新規物件の打ち合わせ。
最近ここでは雑談のほうが多い。
でもその雑談はとても刺激的?で考えさせられることが多い。
今日も既存施設の運営についての話があり、介護保険制度の矛盾や介護の現場の話を聞く。
ユニットケアの職員配置は1:3以上と決められているがきちんと対応しようと思うと1:2は最低限かかるという。介護保険の保険料も1:3に基づいているのでその分の負担は施設がまかなうことになる。
慢性的な人材不足の福祉の現場でこれではますます職員の定着率は悪くなり、どんどん福祉から離れてしまう。
福祉関係の収支をはじいたことのある人ならわかると思うけど損益分岐点のポイントは人件費なのだ。それくらいギリギリの設定で介護保険の点数は決められている(と感じる)。
必然的に給与も低くなってしまい、正社員の数は最低限になる。

介護の現場で働く人は職員同士だけでなく入居者・介護する人やその家族さん等と人との関わりが多く、その分悩みも多いのだろう。介護の仕方についても千差万別でその度に相談される施設長は身がいくつあっても足りないと半分嬉しそうにぼやいていた。
その半分嬉しそうにというのがこの施設長の個性で、私自身も自慢話のような愚痴を聞くのがなぜか楽しい。
あっ、介護の現場で苦労してる人にはこんな言い方は失礼かもしれない。
でもここで悩みを言う人達はすごく真剣に生きていて、世の中の矛盾を一身に背負って頑張る姿は私自身を奮い立たせてくれるから、楽しいと感じる。
だからこそみんなでその悩みを共有できたら介護の世界ももっと改善されて環境が整っていくのではないかと思う。
そういう職員同士の意見の交換の場があって、お上にも直接ものを言える機会があたえられたらいいのに。
建築の現場もそうだけど、こんなに混乱している高齢福祉の現場ではもっと切実・・。
もっと多くの人に介護の大変さと矛盾を理解してほしい。(そういう私もまだ誰も介護していないのだけど)
<余談:何年もかかって国に陳情していた登録免許制度が姉歯事件がおきたおかげで?即決されたと所長が言っていた。姉歯事件も悪影響ばかりじゃないってこと?>

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2007年09月27日

JIA福祉部会

先月仕事の都合で欠席したので久しぶりの勉強会。
今日はまず最初に7月に見学に行ったM井さん設計 施設の改修の詳細等を説明していただく。

△こちらはその時M井さんからいただいた資料の一部
ディテールのスケッチが書かれていてとてもわかりやすい。
次は私の小規模多機能施設の報告。

△こちらはN川さんからいただいた資料の一部。
建築士会・女性委員会のシルバーライフ研究会で行った見学会のもので
写真とあわせてディテールのスケッチが書かれている。
私自身も在籍していたことがあり見学会の記録をいつかまとめたいと思っていたのだが思うだけでそんなめんどうなことがずぼらな私にできるわけない。
(今日私が担当した件も資料をなくしてTさんから送ってもらった。
この人も整理魔。資料整理が上手)
さすがN川さん、毎回きちんと整理していたようで すべての見学会のまとめがあった。
右は十年前にうちで設計した福祉施設の見学会をした際のスケッチ。
設計に携わった自分自身も足洗い場なんかあったことも忘れていた。
資料は50枚近くもあり、福祉関係の仕事をしているものにとってこの資料は宝物だ。
継続は力なり。
これも幹事のK田さんが毎回段取りしてくださるから。
今日は感動の報告のみで勉強会の詳細はまた改めて。

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2007年07月26日

福祉部会


ワルダーのオレンジピール入りのパン
冷凍して焼きなおした方が美味しいみたい。

お昼はポテトサラダ・ハンバーグ・お味噌汁(玉葱・しめじ・わかめ)

夜は福祉部会の勉強会
本日はこちらの本を書いた方が初参加。
本の内容は福祉施設を設計するとき通常
私達が気にかけて行っている内容をイラスト付で
わかりやすくまとめています。
わかっていてもこうっやって改めて本にしようと思うと
なかなか書けないことを参加しているみなさん
よくわかっているので評価しています。
この勉強会でも一人では大変な作業をみんなで分担して
最終的には本にしようと考えています。
が、みなさん忙しくしているので道のりはとても遠そうです。
私も出かけに所長からこんな状況ででていくのかと
たっぷりいやみを言われました。

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2007年07月20日

市役所のカレーライス

高齢福祉課にクライアントと打ち合わせに行った帰りに
市役所の食堂でカレーライス350円。味は値段なり。

この後、カフェベローチェでお茶。
施設の運営のことや使い勝手、次物件、子供の就職etc話が結構はずむ。

 施設を実際に使い始めて4ヶ月がたち、設計段階では想定していなかったことや職員からの要望でハード面に関してもたくさんの改善点がでてきている。
 ここのクライアントは自分で理解できないと納得できない性分なので発生した問題点をいちち検証して報告してくれるのでこちらとしてはありがたい。
 こういうトラブルを逃げずに解決することが私達の技術の集積となっていく。
 <もっとも私の場合、究極は所長におしつけてるけど>

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2007年07月07日

特養見学会

朝一から京都にある7年前に竣工した特養の見学会。
これもM井氏設計。

準個室化への改修工事中。
施設長に案内していただく。

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2007年06月30日

「認知症高齢者が安心できる住環境」

オーネット向けのセミナー「認知症高齢者が安心できる住環境」
講師は和歌山大学 足立啓氏

△テキストより
“認知症”の典型的な症状「徘徊」の行動類型
①多動型(休まずに動き続ける)
②外出目的型(家族に会いに行く、一人では不可)
③定位不能型(自分の居場所がわからず迷う)
えーこれ聞いたら私も痴呆じゃないかしらと思う。
②について言えば本人にはきちんと目的があってそうしているけど
第3者から見れば突発的な行動に見えるらしい。
それってよくある。
自分の頭の中ではいろいろ考えていて
たまたま言葉に発したものが「なんやねん突然」!とはよく言われることだ。
<あれ普通の人はそんなことないの?>
“認知症”の精神症状
①方向感覚の違い
②進行性の記憶障害
③判断障害
③人格障害
④言語障害
⑤その他

①の方向感覚の違いは<空間的><時間的>感覚の消失らしい。
コミニティの中で生活することが大切。
注意深く観察する。
明暗、寒暖、感覚的な環境の差(皮膚感覚)が大切。
福祉に関わる職員は抽象的な表現しかできない人が多いが
これからはそれでは通用しない。

具体的な表現方法を指導する、助言する。
痴呆症状緩和のケアをたすける環境つくりの指導と手法『PEAP』
・社会的環境
・物理的環境
・運営的環境
・個人の生活史
『PEAP』日本版は具体的な方法が書かれていて施設を設計する上でも結構参考になると思う。
・見当職への支援
・機能的な能力への支援
・環境における刺激の質と調整
・安全と安心への支援
・プライバシーの確保
・入居者とのふれあいの促進

おそらく介護の現場では職員が一人一人を注意深く見る余裕がないのが現実だと思う。
でもそれを誰かがみてあげない限りその人の存在は認知されない。
施設に預けて余裕のできた家族さんでもいいから見守ることができたらいいのかも。
子育てと同じように注意深く観察することで痴呆も痴呆でなく
何か意味のあることになるのかもしれない。
と、自分におきかえると理解できるような気がするけど・・・。
これこそ、言うは安し行うは難しだよなあ。

2007年06月21日

福祉部会