大飯原子力発電所見学会
建築士会の企業訪問、今回は関西電力で大飯原子力発電所の見学ツアー。
原子力については小学生の時、体育館で中国電力の人が説明してくれたのが最初。
そのとき聞いた原子力のすごさと怖さをよーく覚えている。
まさか十年後にその中国電力から四半世紀も苦しめられるとは夢にも思わなかったけど。
△おおいり館にあるタービン建屋の1/3の模型
原子力発電のしくみと発電所の構成・機能を説明していただいた後、
車中から発電所の敷地内を見学。
祝島に一番関係のある海水の放水口、
<敷地内は写真撮影禁止なので写真がないのが残念>
ここに渦巻く白い海水はほんと不気味・・・・
放水口から出てくるタービンを廻した後の蒸気を冷やした海水はもとの温度より7℃ほど高くなって放水され、2キロ先でやっと廻りの海水の温度と同じになるそうだ。
祝島と田の浦の距離は4キロしかない。
ここではその暖かい水を利用して養殖をしているとのこと。
きっちり放射能の管理はしているんだろうけどそんな水で育った魚を食べてる人もいるのね。
<祝島の天然魚を殺して放射能に汚染されるかもしれない魚を食べさすんかいな、ふざけんなよ>
昼食をとったあとは、原子力訓練センターで実際の作業状況、事故処理について説明を受ける。
原子力発電所内で働く人はきちんと研修を受けて様々な資格を取得するとのことで、JOCの事故は考えられない、社員教育がなっていないと話ていたけど、社員500人に対し、関連企業(下請会社)で働く人は1500人。
建屋建設のさいに作業する人も含めみんながみんなそんな立派な知識は持ち合わせていないぞ。
目に見えるものでもないし、だからあんな無謀なバケツ事件だって発生する。
タービン建屋は厚さ?ミリの鉄板と90センチのコンクリートで覆われているので絶対安全だと言っていたがクラックのいかないコンクリートなんてないぞ。
300℃の高熱にさらされる配管や部材だって磨耗が激しく、管理をきっちりして補修、取替えしていると話ていたが、人間のやることにも間違いはあるし、ましてやほとんどがコンピューター管理されているということにも不気味さを感じる。
<翌日、ANA 搭乗手続き端末の不具合により、多数の国内線の便に欠航・遅延を生じ大混乱となった。有効期限切れという単純なチックミスでこんな事態になる。原発なんてそんなことがおこったらどうなんの?>
ここには事故例とその処理についてパネル展示や損傷した部品などの展示がしてあり誰でも確認できるようになっている。
<これは良い、私たちも見習って工事監理の参考にしたい。>
関電の人(さすが技術屋さんにゃ)の丁寧な説明と参加者の熱心な質問で
原子力発電所のしくみはある程度理解でき、
建屋の略図面を描けと言われてもたぶん概略描けるくらい<珍しく>必死で聞いた。見たわ。
関電の人は「ここは加圧水型炉で海外はほとんどがコストの安い沸騰水型炉で放射能がもれる危険度が高い」と説明していたけど・・・
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△沸騰水型炉のしくみ(日本原子力研究開発機構HPより)
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△加圧水型炉のしくみ(日本原子力研究開発機構HPより)
上関原発は「改良型沸騰水型炉」改良型とはいえ沸騰水型炉で汚染された水が出て行く可能性が高いシステムを採用したのはやはりコスト削減のためなのかしら。
なんだかますます納得できなくなってしまう。
△こんな風光明媚なところへ不気味な鉄塔の列
大飯原子力発電所の廻りも古くからの漁港があり、
若狭湾、日本海に面したきれいなところだ。
△不気味な鉄塔の列、テレビでは撤去作業中の事故のニュース。
亡くなったのはやはり下請けの会社の人。
やりきれない・・・