祝島・えべすや@祝島の情報

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2008年06月21日

初心に帰る日

午後からは福祉部会の見学会でユニットケアの先進「けま喜楽苑」へ。
初めてのユニットケアを設計するにあたりこちらの市川理事長が書かれた本を参考にさせていただいたこともあり、とても楽しみにしていた施設見学。

カメラを持っていったのに充電池を忘れて携帯の写真しかない。
<しかも私の携帯はかなり古いので画像がめちゃくちゃ小さい>
しかしまあ、この施設は写真で見るより空間を体験したほうが理解しやすいのでよしとしよう。

これみよがしのエントランスやロビーもなく、適度なセミパブリックスペースがいたるところに配置されている。施設に必ずある手摺もない。目からうろこの施設ではあるけど、これをどこにでも参考にできるわけではない。

何より驚くのは匂いがないことと、清潔で整理整頓されていること。
竣工当時はきれいな建物も7年もたつと汚れたり、匂いがこもっていたりするのだけど この施設にはそれがない。
職員には口うるさく指示すると言われていたけど、この清潔感がこの施設の質を保っているのだと思う。


ここが一番人気のスポットだという。介護職員室への渡り廊下。

居室の扉や居室内のトイレ、洗面と特に細部は参考になる箇所が随所にある。
細かい納まりの工夫がされており、
介護する人と建築家の意見交換が密に行われた証拠だろう。

『ユニットケアの食事・排泄ケア』人権を守る介護ハンドブック
かもがわ出版
特養がユニットケアに移行する当時、ソフトの部分で具体的にさし示すものがなかった。
制度化される前に「収容施設はもう作らない、地域のケア付住宅」を目指し
人権を尊重した介護を提唱し、実践した喜楽苑。
この本は私にとってユニットケアのバイブルだったのだけど、現実は厳しい。
思いはあってもなかなかこうはできないのが実情。

今はやりの(適合)高齢者賃貸住宅についてどう思うかという質疑に
市川さんは「だれがケアをするかが問題。素人がやってきちんとした介護ができるはずがない。問題がおきるのは目にみえている。私自身は特養を住宅化して最後までお世話するのが一番よいと思う」と答えられたのが印象的。

しかし建設費 ㎡28万が安いとは思わない。
私達はその半分~よくて3分の2程度でやっているのでしょせん土俵が違うというのが多くの参加者の感想だった。