老健見学会
京都にある介護老人福祉施設の見学会
建設から11年経過した施設の見学。
最初に事務長・理事長からお話を伺いし、見学開始。
話がはずみ見学を始める頃にはすでに1時間経過。
(おふたりの施設に対する熱意を感じる。)
建物は介護保険が導入される直前に建てられているので
その後の対応にかなり苦慮されているそうだ。
以前あった在宅介護支援センターの変わりに
地域包括支援センターを委託され、その施設整備も最近されたとのこと。
このように法改正があるたびに施設側は翻弄されて大変だ。
デイケアについてもユニット単位(20人×3㎡)になって
部屋を各ユニットで仕切ることになったり、職員配置もきつくなったそうだ。
介護保険が導入される前は医療保険でまかなっていた老健では
3ヶ月、6ヶ月で医療点数が下がるのでいったん退去というところがほとんどだったが
介護保険になってからは何ヶ月いようと変わらない。
そうなると特養とどう違うという疑問もわく。
誰かがその質問をすると施設の人は特養は終の棲家だが
この施設はいずれ自宅に帰る人を対象にしているので入居のときに
家に帰る意思があるか確認し、あると確認した上で入居してもらう。
しかし、一旦家をでたらまた家族が受け入れるのはなかなか難しい。
できるだけ短期間でも自宅に帰る習慣をつけているとのお話だった。
ここでも行政が勧める在宅介護とのギャップがなかなか埋まらない。
近く清掃業者の入れ替えをされるとのことだが
施設内は清潔で臭いがないのに驚いた。
一緒に見学していた人も同じような質問をされていたが
トイレの消臭以外、特別に臭いの対策はしていないとのことだった。
(特養と違いいずれ退去される施設なので
それだけ生活臭が違うのかよくわからないが)
4人室の家具の入れ替えを実験的に行っているとのことで
比較させてもらう。
家具の仕様で雰囲気も生活の仕方も変わる。
脱衣場はもともとあった脱衣棚と洗面カウンターを取り外して使用している。
脱衣場ではゆっくりドライヤー等かけていることはできない、
固定の棚では自由度がなくスペースが有効利用できないとの理由。
脱衣室が狭いので脱衣室前の廊下をドライヤーかけや休憩場として利用しているとのこと。
食堂にあった洗面カウンターも必要ないとのことで撤去されていた。
これは近くにトイレに付随する洗面所があるため。
床にはノンスリップ仕様のシートが貼られていたが
すべり止めの凸凹に汚れが付着してとれないとのことだった。
写真の内側が食堂なのだけどテーブルに座ると窓の位置が高すぎて
せっかくの景色がみえないのが残念。
これは私も注意しなきゃ。
トイレはすべて扉が無くカーテンで
特にEV前のトイレをなんとかしたいと話しておられた。
車椅子対応のトイレは引き込み戸が基本で
この必要巾が結構頭がいたい。
ハード面でも工夫できるところはまだまだある。