祝島・えべすや@祝島の情報

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2007年10月11日

東西アス協組建築講演会

東西アス協組建築講演会に。
本日の講演は“乾 久美子”氏

見てこの写真、女性建築士としては珍しい美人ざんしょ。
ほんまにこの写真どおりか確認したくて
そんな中途半端な興味で時間があったので聞きに行きました。
が 設計のプロセスをきちんと理論だって説明するなかなか濃い講演会でした。

memo
・建築は毒
・なにげなく印象に残る建築、デザイン
・デザインされていないようなデザイン
 めだたず主張する(ディオール・ルイビトン台北の外装)
・あいまいな境界
・床・壁・天井・開口の4つの要素が変化することによってできる空間
・両面に廊下・バルコニーが並ぶ集合住宅は公共住宅の
 ように隣棟間距離がきちんと取れる場所で いかされるもので
 都市空間ではとても窮屈見える。
 もっと開放的にできないか。インテリアを意識しない空間はできないか。
・美術館のロビーと展示室はなぜ壁できっちり区画されているのか。
 もっとあいまいにできないか。アートはもっと身近にある。
 たとえばリビングで見ているような鑑賞の仕方はできないか。


後ろのおっちゃんが講演会が始まる前には乾氏の作品集を眺めながら“女の設計士は女の癖に生活に対するリアリティがない奴が多いなあ。”とかほざいていたくせに手をあげて“僕もあなたの建築は好きなんですが”ときりだしたのにはあきれた。

最初の仕事は外装や内装のみの設計ばかりでそのときのジレンマや建築設計するプロセスを順序だてて丁寧に説明する姿はとても好感がもてる。
土木の構造体主体の駅舎の設計や公園の中のキオスクの設計の際の話は
同じ仕事をしているだけに共感することが多かったけど、私はそんなふうに一生懸命考えていないなあと反省。
特に駅舎の設計のときは建築の基準墨をどこに持ってくるか、
建築限界ラインなんかになじむのに必死で 
せっかくコンペでとった仕事を無事に期限内に納めることに汲々としていただけだった。
乾氏は土木の構造体に付随する駅舎という性格を
そのまま考えるとまさに張りぼてでいやだったので
逆に構造体に埋もれる建築というものを提案している。
乾氏がキオスクを設計するプロセスを聞いていても
あーそういう方法もあったのにもっと思い切ったらよかったと後悔ばかり。
(しかし役所仕事は変わった材料を使うと積算で苦しむことになる)
反省して今計画中のプラン、商業主義をやめてもうちょっと遊んでみようっと、
明日からプランひきなおしだわ。

<事務所で設計した駅舎、車内から撮影したホーム部分。
 常識に逆らって縦長の窓にしたら設計のときどえらい苦しんだ。>